インプラントの安全性について①【中目黒にある歯医者・有馬歯科医院】
2021/08/07
歯を失ってしまった場合でも、再び自然で美しい見た目としっかりした噛み心地を取り戻すことができるインプラント治療。この30年程で入れ歯やブリッジと同様に、歯を失った際の補綴治療として広く知られるようになりました。
ブリッジや入れ歯に比べると審美性や機能性にも優れたインプラント治療を行っている歯科医院も増え、多くの方がインプラントによって失った歯を取り戻しています。しかし、入れ歯やブリッジと違いインプラント治療は外科的処置を必要とするため、安全性に疑問を持つ方も少なくありません。
そこで今回は、インプラントの安全性についてお伝えしたいと思います。インプラント治療を検討している方は是非参考になさって下さい。
インプラント治療とは、ご自身の歯と同じような感覚で食べ物を噛むことができる人工歯根治療のことを言います。歯周病などのトラブルが原因で歯を失ってしまった部分に、人工歯根であるフィクスチャーをあごの骨に直接埋め入れる手術を行います。
インプラント治療で用いるフィクスチャーは生体親和性の高いチタン金属を使用していますのでアレルギーなどが起こりにくく、身体にも調和しやすい特徴があります。
歯を失ってしまった際の補綴治療にはインプラント治療以外に入れ歯やブリッジがありますが、インプラントは見た目だけでなく耐久性や咀嚼力などさまざまな面で他の治療よりも優れた点の多い治療と言えます。
現在のインプラント治療の成功率は97%前後で推移しています。この数字は外科的な処置を行う治療としては高い成功率と言えます。
97%前後の成功率であることから安全性が非常に高い治療方法と言えますが、残念ながら100%の安全を保障できるものではありません。これはインプラントに限らず、「100%安全なもの」がないのと同じであり、インプラント治療が失敗することもあるということです。
次回はインプラントにはどのようなリスクがあるかお伝えしたいと思います。